【お気軽小説】未経験だと同期の美女にからかわれたので経験済と嘘をついたら自宅に押しかけてきたけど彼女も未経験だった |さのぞう
【お気軽小説】未経験だと同期の美女にからかわれたので経験済と嘘をついたら自宅に押しかけてきたけど彼女も未経験だった|d_580726| 【小説・ノベル】主人公・豊橋宏武には美人の同期である飯田環希がいる。部署は違うが同期のよしみか、ちょくちょく話しかけられる・・・というか、からかわれているのである。それは宏武が恋人がいないネタである。環希が「彼女にしてもらったら?」と言うと「彼女はいないっつーの!」と返すのが通例なのだ。そんな二人を見て夫婦漫才という社内の人間もいる。ある日、宏武の部署の飲み会が行われていたが、ゲストとして環希も呼ばれていた。男の先輩たちと飲んでいた宏武は下ネタ暴露の話になった時に、酔った勢いで自分は『未経験』であることを暴露する。そして、それを環希が聞いてしまうのだった。翌日から環希は宏武との掛け合いの最後に「未経験だもんね」を付けるようになったのだ。経験者であろう環希から未経験と言われ続けた宏武は、つい「経験を済ませた」と嘘をついてしまう。それを聞いて、『経験を済ませた=彼女がいる』と思い込んだ環希は、なぜか宏武の家での宅飲みを強引に進めた。本当に宏武の家に来た環希は、彼女の痕跡を探し始める。そして、「初体験どうだった?」と宏武に聞いてきたのだ。嘘ゆえに言いよどむ宏武を見て、環希は「ちゃんとできなかったんだ?だっさー」と言ってしまう。それを聞いて宏武はまた嘘を重ねてしまう。自分はテクニシャンだと。すると宏武は環希に押し倒され、「じゃあ、やってみてよ」と言われてしまう。結局、宏武は何もできなかった。そんな状況の時に、二人はついよろけてしまい事故キスをしてしまう。そして環希は浮気にならないのならハグしてほしいと言ってくる。ハグもできない宏武を見て、「やっぱり真面目な豊橋にこういうのは無理か」と環希から言われてしまう。そこでようやく宏武は全てが嘘だと打ち明けるのだった。それを聞いて環希は泣いてしまった。今まで切ない想いをしてきたと。そんな環希を抱きしめたいと思ったが「やったことがないから初めてだけど・・・」と言うと、「二人とも初体験だね」と環希が言ってきたのだ。そう、環希もお付き合いが今までなかったのだった。「付き合いたいと思ったのは豊橋が初めて」と言われ「よろしくおねがいします」と返して二人は無事に付き合うことになる。ただ、環希はやる気満々で、そのために宏武の家での宅飲みをセッティングもしたという。「未経験で知らないことばかりだから気楽にやろう」ということで意気投合した二人は熱い夜を過ごすのだった。しかし、環希は元々肉食系の要素があるのか、次から次へと求めてくるのだ。宏武も付き合うがその結果は・・・
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