
どうか私をもらってください |トロトロン
どうか私をもらってください|d_561160| ふわり、白いリボンがほどけたとき、あなたのものになる準備は、もうできていました。小さく揺れる肩。ひざをそろえ、胸元を押し上げるように座るその姿は、まるで‘飼われる覚悟’を秘めた花。声にならない願いが、視線から溢れ出す。「…ご主人さまにだけ、全部あげたいの。」何も知らないふりをしながら、すべてを知っている顔で、そっと膝をつくこの子は、見せるためじゃない。‘捧げるため’に脱ぐ。もう、誰の目にも触れないように。あなたの手の中だけで、甘く、震え続けるために。